こんなうまいごはんは、食べた事がない。
それぐらいうまい。
ホンマにうまい。
なんでこんなにうまいのか謎。
不思議で仕方がない。

今回ご紹介するのは、春日大社のごはんです。
ただ、残念な事に、おそらく一般の方は食べる事が出来ない。
なぜかと言うと、これは毎年12月の17、18日に行われる、
「おん祭り」という催しの、2日目の能・狂言出演者に振舞われるごはんだからです。

ものすごいピンポイント。
1日目も能はあるのですが、1日目はなぜか普通の楽屋弁当なのです。
会場が違うのかな?
実は私は2日目しか行った事ないので、1日目の事を知らないのです。
ともかく、2日目だけ食べる事ができるごはん。
これが食べられたらノーギャラでも構わない、
それぐらいうまい。
ただ、私はご存知の通りサラリーマン狂言師。
そしてこの「おん祭り」は毎年日にち固定。
つまり、うまく土日にハマらないと、食べられないわけです。
しかも土日にハマったとして、この日にこの仕事が付くかはわからない。
かなりレアなわけです。

そんな幸運に今年は恵まれ、見事ひるごはんをいただきました。
もうね、朝ごはん抜いて行きましたからね。


メニューはこの通り、ごはんにおかずが少々。
肉気はありません。

それどころか、おかずというレベルではないかも知れない。
ここに写ってるのはかやくごはんなのですが、
私の記憶では、毎年白ご飯だったんです。
で、量を聞かれた私は、迷わず大盛りで!と答えました。
すると、食べ始めた直後に「白ご飯もありますよ」との声が!
もうおかわりするしかない。
両方食べるしかない。
両方うまい。
なぜか味噌汁の豆腐が絹ごしの結構歯ごたえのあるやつやけど、それがまたうまい。
とりあえずうまい。
何食べてもうまい。

そして食べ過ぎた。
これは外のたき火にでもあたってゆっくりするしかない。

何しに来たんだ、俺は。

いや、まぁちゃんと働きましたけど。
あ、そうそう。
なんでこんなにうまいか、と言うと、
おそらく理由の一つは、大量に釜で炊いてるから。
後は雰囲気ですかねー。
皆さんにもぜひ食べさせてあげたい。
そんな最高のごはんです。