プロフィール　大蔵流狂言師 増田 浩紀

京都能楽会・能楽協会 所属
狂言五笑会 同人
てんのじ村芸人プロジェクト 代表

狂言のこと
私が初めて狂言と出会ったのは、東住吉高校の芸能文化科の授業でした。その魅力に取りつかれ入門を志願するも1度は断られ、大学時代は素人として故二世千之丞・あきら両師に狂言を習い続けました。そして大学卒業後に、晴れて正式に入門を許されました。その後2009年に京都能楽養成会を卒業し、京都能楽会に所属。狂言師として海外公演や新作狂言などにも参加してきました。京都が本家の茂山千五郎家では唯一の大阪人狂言師です。

放浪芸のこと
高校の授業で見た故小沢昭一の「日本の放浪芸」というビデオにあった、「のぞきからくり」という芸能に強く心惹かれ、各地に現存するのぞきからくりを探訪しました。現在は大阪の市民団体と共に、のぞきからくりの実演活動も行っています。
古典万歳にも傾倒し、各地の万歳を訪ね、尾張万歳保存会より一切の実演活動を許されています。2017年にはNHK連続テレビ小説「わろてんか」にて三曲万歳の実演で出演。演芸考証のオブザーバーも務めています。
これら放浪芸の活動を包括的に行うため、てんのじ村芸人プロジェクトを立ち上げ、各地で公演を行っています。
さらに近年では、茂山千五郎家ファンクラブ会報誌や、ニュースサイトのガジェット通信にて、放浪芸に関する連載・執筆活動も行っています。

うまいもんのこと
昔から食道楽でした。何せお酒は飲めない、ギャンブルはしないので、あとは食べるしかないわけです。甘いものは好きですが、うまいもんなら何でも好きです。そんな私が、ほんまにうまいと思ったものを、ちょこちょこ皆様にご紹介できたらいいなと思っています。
振り返ってみると、よもぎが結構好きかも。

略歴